久しぶりの山歩き、高尾山に登って。

久しぶりの山歩き、行きは稲荷山コースで「もみじ台」まで、帰りは高尾山から6号路。

行きの稲荷山コースは道が改修され、木道があちらこちらに設置され大変歩きやすくなっていた(大変な労力、作業員の方に感謝)。

何回も歩いている山道なのに、自分の記憶って結構いい加減で頼りにならぬ。「もみじ台」への道のりがやけに長く感じる。自分の歩くペースは変わっていないと思っていたのに、あとから来る人にどんどん追い抜かれる(こうやってだんだんポンコツになっていくんだな。寄る年波には勝てないというのはこういうことか)。

登り始めは、頭の中に雑念がいっぱいあるけれど、次第にもやもや感がなくなる気がする。行きかう人との挨拶もなぜか自然にできるようになる。

やっと到着した「もみじ台」に茶屋はなし。様変わり。それでも、風は気持ち良い。吹く風は何も変わらないと無理やり納得して高尾山頂の端っこで昼食(梅干しおにぎりと卵焼きにソーセージ、はちみつ紅茶)。なんと美味しいことか、ほんと、たまらん。

帰りの6号路は、ところどころにぬかるみもあるが水の音がやさしく心安らぐルート。琵琶滝手前の樹齢数百年?のスギに手をあて、いいルートありがとう、と感謝して6号路を終了。

何故、高尾山なのか、
身近で気軽に登れるということが一番。登りだけでなく下りが少しあって一息つけて、一歩一歩進むと頂上にたどり着くという安心感と達成感が味わえる。
(で、自分の人生は、どうだったのか、これからどうなるのか、やっぱり考えているが)。

ところで、帰りにふと高尾山の成り立ちを知りたいと心が動いた。

砂岩、泥岩、頁岩、チャートの露頭を眺めていたらどんな地質構造なのか、興味がわいてきた(家に帰って調べてみたら何と白亜紀の地層)。
今度は、もう少し知識をつけて地殻変動に思いを馳せながら歩いてみようと思う。